禁煙外来について
「タバコをやめたいけどなかなかやめられない」
これは喫煙によっておこる「ニコチン依存症」という病気が原因です。
「ニコチン依存症」では健康保険による禁煙治療を禁煙外来で受けることができます。
健康保険による禁煙治療を受けるには、下記の要件があります。
健康保険による禁煙治療の要件
- ニコチン依存症のテスト(TDS)で5点以上
- 1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上(35歳未満の方は200未満でも受けられます)
- 禁煙したいと希望していて、禁煙治療の同意書にサインできること
- 健康保険の禁煙治療は今回が初めて、または前回から1年以上過ぎていること
禁煙外来の申し込み方法
電話で予約をお願いします。電話番号は 095-813-1234 です。「禁煙外来の予約」とおっしゃってください。
ニコチン依存症のテスト
ニコチン依存症のテスト(Tobacco Dependence Screener:TDS)
設 問 内 容 | はい 1点 | いいえ 0点 |
問1. 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。 | ||
問2. 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。 | ||
問3. 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。 | ||
問4. 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。 (イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加) | ||
問5. 問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。 | ||
問6. 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。 | ||
問7. タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 | ||
問8. タバコのために自分に精神的問題(注)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 | ||
問9. 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。 | ||
問10. タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。 | ||
合 計 |
(注)禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態。
出典:日本循環器学会 他「禁煙治療のための標準手順書 第6版」2014